Secret*Luv...



今日はいつもより早く
家をでた。


誰もいない事を
祈りながら教室に入ると



...恭夜がいた。


しかも寝てる。


「...あんたはいいね。
悩みがなさそうで。」


寝てるのをいいことに
イヤミを言ってやった。


「...あ?」


「ぎゃッ?!」


起きてたっ!!?


「何だよ、」


「ごめ...っ
寝てると思った...」


なるべく恭夜と
目を合わせたくなくて


あたしは恭夜と
離れた自分の席についた。

「...?」


恭夜は不思議そうな
顔をしている。


だっていつもなら、
あたしと聡は
恭夜の席に集まって
しゃべっているから。


でも今日のあたしは
自分の席に座っている。


「あぁ、今日は
そっちなんだ??」


え。


ちょっ


待って


こっちこないで!!


「今日は
英李の席に集合?」


ああ〜


勘違い〜!!


違うよ恭夜...。


あたし恭夜と
目合わせたくないんだよ...


目が泳いじゃうから...。








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