18才の、喪主

まだダンボールに入ったままの服や小物....



今日からここが私の部屋




特に変わったモノもなく狭い部屋にタンスとテレビとクローゼットがあるだけ



服は後でしまおう



一旦休憩.....



さっき買ったジュースを飲みながらどこにあれを置こうと考えてた



『咲、お父さんおるんやったら先に言ってやぁ』



少し小声で隆大は言った



『あたしもおるって知らんかったしぃ』


ガクッとうなだれる隆大



『お父さん怒ってないかなぁ?』


『何で?別に何もしてないやん。むしろ手伝ってくれてありがとうやん』



まぁな、といった感じで納得していた



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