毒舌最強少女の日常




俺が今までで恋をしたのはお前だけ、と、今この場で告げられたのだ。


案外、甘い言葉には弱い瑠偉。
真っ赤になるには充分な要素だ。



「…なっ、い、意味分かんな」


「分かんなくねーだろ。今ハッキリ言った。俺が惚れたのはお前だけだ。」


「―――っ!、原田さんのせいです!無駄な話して無駄な所で勘を働かせやがってこの馬鹿!……って、居ないし。」



原田はどうやら(無駄に)気をきかせたようだ。
部屋から姿を消していた。




「あ、あの馬鹿っ。」


「さて、瑠偉。」



土方はニッコリ笑顔で瑠偉に近寄る。


「な、なんだ。」


「俺はお前の好きな所を言った。次はお前の番だろ?」


「は、はぁ!?」


「じーっくり聞かせてもらおうか。お前が俺に堕ちた理由を。」


「……やっぱりあの馬鹿あとで締める。」





【END】
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