【完】会長様はご機嫌ナナメな皇帝閣下

「見た目はあれだが、あいつは凶悪だぞ？」


「知ってるわ。ゴールデンウィークに嫌ってほど思ったわ」


私の答えに何故だか満足げに鼻を鳴らす皆川会長。ちきしょー。イケメンって得だ。そんなことしても様になる。


これをイケメン気味レベルの春風がやった日には、多分私は春風の息の根を華麗に止めることになるだろう。


そうしているうちに、あおちゃんの対戦が始まる。


「んー、団体戦だからもう生徒会の勝ち決まってるじゃん？ねぇ君ー、はるるんの時みたいな一発ＫＯがい？それとも、ひよこの時少しずついたぶられるのが好み？俺合わせるよ？」


いやいや、何可愛い笑顔で言ってんだあおちゃんコラ。それは萌えねーからな。