一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》
雪がまだ積もり、寒さを残した1月。あたしは3ヶ月と言われていた余命を1ヶ月も長く生きた。
窓の外を見つめても、葉もつけていない寒そうな木が見えるだけ。起き上がれれば、他の物も見る事は出来るのに……。
「…体はもう…ボロボロみたい」
いつかこうなる事はわかってた。こうして体が悲鳴を上げているのが証拠だ。
「…夢月、体の具合は…大丈夫…なわけないよな」
喜一お兄ちゃんは優しくあたしの頭を撫でる。
酷くやつれた顔。沢山辛い思いをさせてるんだ…。
喜一お兄ちゃんにも、豊さんにも、そして…蓮にも。