もうひとつの秘密のフィアンセ☆
オレが向かった先は、とあるクラブだった。
クラブと言っても、派手に踊る様な場所とは違い、ここはしっとりと飲む場所。
「ここ?」
「そう。行こう」
わざとオレは由奈の手を取ると、歩き出した。
「洸輝、一人で歩けるよ?」
恥ずかしそうな顔で、由奈はオレを見上げた。
「いいじゃん。このままで。たまには、とことんヤキモチ妬かせてやろうぜ」
「え?」
耳元で囁く様に言って、階段を降りた。