不良彼氏と胸キュン恋愛【完】

「花音は俺の女だから。これから先もずっと。そこんとこ忘れんなよ」


智也に向けられたその言葉はやけにトゲトゲしい。


声で目でオーラで、智也を威嚇(いかく)してる。



「ふぅん。俺は花音の幼なじみだけど、アンタよりずっと昔から花音のこと知ってるし」


智也は対抗するようにそう言うと、あたしの手首をギュッと掴んだ。




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