不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「……ごめん。それ、ホントは失敗しちゃって!!恥ずかしいから食べないでいいよっ?」
「今更何言ってんだよ」
「だって……ホントに下手くそだから……!!ねっ?返して?」
流星の手にある包みを無理矢理引っ張っても、流星は簡単に返してくれない。
それどころかちょっぴりムキになっているみたい。
「別に失敗してたからって笑わねぇよ」
「違くて!!笑うとかの問題じゃないの……!!」
「じゃあ、何だよ。それ以外の問題でもあんの?」
必死なあたしを見て流星は眉間にシワを寄せる。