不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「あっ、そうだ!この携帯には、触っちゃダメだからね!!」
「え?なんで?」
「フフッ……。だって、早川君が触ったんだもん~!!」
「ちょっ……花音、その笑い方ヤバいって。可愛い顔が台無しだよ」
浮かれ気味なあたしに目の下を引きつらせるアミ。
「だって、嬉しいんだもん!!」
「でもさぁ、流星君が女の子と喋るなんて珍しいね?」
「……――そうなの!!それにね、携帯渡された時に早川君の指も触っちゃったの!!」
「ふぅん……。それさっきも聞いたし。っていうか、智也。アンタ、目が怖いよ」
アミは苦笑いを浮かべながら、今までずっと黙っていた智也の肩をポンポンッと叩いた。