不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「今日はごめんね?せっかく誘ってくれたのに」
流星との初デートだったのに、全て台無しにしちゃったよ……。
家の前まで送ってもらって小さく頭を下げると、流星は眉間に皺を寄せた。
「つーか、何でもっと早く言わなかったんだよ」
「へっ?」
「腹が痛いなら痛いって言えばいいだろ。何であんなになるまで黙ってんだよ」
「だって……せっかくの放課後デートだし、場の雰囲気を悪くするのも嫌だから……」
「俺はお前が苦しんでる方がよっぽど嫌なんだけど」
「流星……」
「俺に気なんて遣うんじゃねぇよ」
流星はあたしの頭をガシガシと撫でる。
その手の平は、大きくて温かい。
流星との初デートだったのに、全て台無しにしちゃったよ……。
家の前まで送ってもらって小さく頭を下げると、流星は眉間に皺を寄せた。
「つーか、何でもっと早く言わなかったんだよ」
「へっ?」
「腹が痛いなら痛いって言えばいいだろ。何であんなになるまで黙ってんだよ」
「だって……せっかくの放課後デートだし、場の雰囲気を悪くするのも嫌だから……」
「俺はお前が苦しんでる方がよっぽど嫌なんだけど」
「流星……」
「俺に気なんて遣うんじゃねぇよ」
流星はあたしの頭をガシガシと撫でる。
その手の平は、大きくて温かい。