不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
流星の背中はすぐに闇の中に消えていく。


「ハァ……。心臓が壊れちゃいそう……」


未だにドキドキとうるさく鳴り続けている心臓。


そっと胸に手を当てて、目をつぶって呼吸を落ち着ける。



付き合って少しすれば慣れると思ってたのに。


見つめられるのも、抱きしめられるのも、キスされるのも。


いつになったら、流星の行動にいちいち胸をトキめかせたりせずにいられるんだろう。

< 229 / 503 >

この作品をシェア

pagetop