不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
放課後。
「ハァ~……、何で日直なんてあるんだろっ」
書き終えた日誌を職員室に持っていく途中、思わず溜息が漏れた。
男女ペアになってやる予定だったのに、ペアの男の子が今日に限って外せない予定があるからと先に帰った。
前回はあたしに用があって、男の子一人に任せちゃったからお互い様かぁ。
今頃、アミはケント君とイチャイチャしてるんだろうなぁ……。
あ~……羨ましい!!あたしも彼氏が欲しいなぁ。
ううん、違う。彼氏じゃなくて……早川君が欲しい。
なぁんて。無理に決まってる。
妄想の中では、何度も放課後デートしてるんだけど。
って、あたし気持ち悪い……――!?