不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「ちょっと、花音!!今まで何してたの!?」


美術室に着いたのは、授業が中盤に差し掛かったときだった。


アミには「ちょっとお腹痛くなっちゃって」って苦し紛れの言い訳をしておいた。



テーブルの上に置いた鏡で自分の顔を見つめる。


今日に限って自画像だなんて。


みんな、それぞれ自分の顔を描いていく。


だけど、手に持った筆を動かそうとしてもうまく力が入らない。



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