不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
何の話かは分からない。


だけど、いい話でないことは確かで。


「流星君、中学の時あたしのこと保健室で襲ったの」


美尋ちゃんはそれだけ言うと、廊下の隅にある教科書を拾ってあたしの膝にポンッと投げつけた。


「早く別れた方が身のためかもね?」


その言葉が頭の中で何度も繰り返された。



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