不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「あたしを利用したって、何の得もないよ?それに……――」


流星は、見ず知らずのあたしに傘を貸してくれた。


あの日の雨に打たれる大きな背中を未だに覚えている。


それに、流星はあたしが生理になって苦しんでいる時、そっと腰を擦ってくれた。


不器用な手つきでずっと擦り続けてくれた。


あたしを騙していいように利用するだけなら、そんなことしないはず。


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