不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
すると、早川君はゆっくりとした動作で立ちあがると、空き教室の窓を開けた。
なんで窓開けたんだろ?
この部屋がホコリっぽから空気の入れ替えでもするのかな?
早川君って、綺麗好きなのかな?
もしかして、A型?
「つーか、これ持ってくんだろ?」
「へっ?」
「日誌」
「あぁ……うん、そうだね。持っていくよ。どうもありがとう」
ニコリと笑いながら日誌を受け取ると、早川君は何故かジッとあたしを見つめた。