不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「とりあえず、証言者は一人確保できた。小高って奴は俺が懲らしめておいたから、安心してね?」


「懲らしめた……?」


「そう!!もう変なことはしてこないと思うからね」


ケント君の妖しい笑みにあたしは苦笑いを浮かべることしかできなくて。



「美尋も焦るだろうし。つーか、今も相当焦ってるだろうな」


ケント君は満足そうにうんうんと一人で頷く。


その時、ふとあることを思い出して、あたしはケント君に尋ねた。



「あのね、さっき美尋ちゃんに会いに行ったら、すごく焦ってたんだけど……。何かあったの?」


「あ~。実は、今までのこと全部流星が裏で操ってんの」


「えっ?」


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