不良彼氏と胸キュン恋愛【完】
「おいおい、食堂でイチャイチャすんなよ~!!どっか違うところでやれよ」
その時、流星のいるグループの中の一人が冷やかしの声を上げた。
「……って、花音ちゃんじゃん!!えっ!?ていうか、どういうこと!?」
その声の主は、アミの彼氏のケント君で。
「あっ……」
だけど、あたしの視線はケント君の隣に座っていた流星に向けられていた。
流星は黙ってこちらに視線を送る。
あたしを見ているかどうかは分からないけど、この騒ぎに気付いているのは確か。