銀河の流星
「娘、俺がこの惑星の核へと尾を掘削させている事を知っているのか?」

「はい、お恥ずかしながら…私は星の巫女ですから…」

星の巫女。

魔術か超能力か知らないが、物言わぬ動物や植物、果ては鉱物や星そのものに至るまで、森羅万象あらゆるものの『声』を聞く事が出来る少女が、この惑星の人間の街にいると聞いた事がある。

「お前がそうか」

「はい、ポーラ・シャインスターと申しますの」

狐火を片手にした流星を前にしても、ポーラは臆する事なく会釈して見せる。

「その落ち着きぶり…お前は俺を調伏しに来た陰陽師の類か?」

「オンミョウジ…ああ、昔日本にいたという祓魔師(エクソシスト)の事ですね」

ニコッと微笑みかけるポーラ。

「そうだ」

対する流星は忌々しげに鼻を鳴らした。

「自分達の理解を超えた存在…それだけの理由で妖怪変化と決め付け、まだ歳若い狐霊だった弟の昴を滅殺した外道畜生の連中だ」

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