ペテン師の恋
そして、瑞希は私にわざと聞こえるように会話を続ける。





「彼ね、私ほど体の相性がいい女は初めてだって、いってくれるの。誰かさんと寝たときの話しは全くでないけど」





朱一が瑞希を抱いた?





誰かさんって、私のこと?




私は朱一に抱かれたことなんて、一度もない。





結局、初めて店にきた日も、途中で止められた。





朱一は、私を抱かないのに、瑞希に触れたの?





私の心を誰かがわしづかみしているんじゃないかと思うほど、心が苦しくなった。





息すら、しずらくなってくる。





この女、許せない。





そう思っていると、私は自然と瑞希の前に立っていた。




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