ペテン師の恋
私が目の前に立つと、瑞希は少し怯んだ。





瑞希の周りにいた新人は各自散らばり、控え室にはりつめた空気が流れた。





「客に体を渡したなら、私を越えれるのよね?」





私は誇り高い立ち振舞いで、落ち着いて瑞希に言った。





少し怯える瑞希、だが、朱一が味方にいることを利用して、強気な態度で言い返してきた。






「何よ、あんたなんか桐崎さんに抱かれなかったくせに!聞いたんだから!」






朱一はそんなことまで瑞希に話したのね。





私は、嘲笑うように瑞希に言った。






「私はね、レベルの低いあんたを抱くような男には抱かれないの。あんたみたいに体を出さなくても、客はつくのよ」





こんな女に腹を立てた態度をしてしまったら、同レベルになってしまう。





格差があることを、知らしめてあげなくてはいけない。





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