ペテン師の恋
しかし、ママは女の子同士の争いは嫌いだ。





争いをする者は切り捨てる。そんなママのお城だからこそ、私はこの条件をだしたんだ。





私は、ママの顔をみて頷いた。





「朱美、瑞希、私が争いが嫌いなのは分かってるわよね?」





瑞希は前のように、不安げにうつむいた。





「仲良くできないなら、どちらかが辞めてもらうわよ」





瑞希は慌てて、ママの腕を掴んだ。






「仲良くできます!そんな朱美ちゃんの条件やめさせて下さいよ…」






「私はあんたと仲良くする気はないの。それに、条件もフェアだと思うけど?あんただって一位にしてくれる客がいる…。そうでしょ?」





もう、引き下げない。もともと、同情する気持ちなんて私には持ち合わせていない。




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