二重人格王子VS二重人格姫
少しずつ下りてくる拓海の顔。



あたしにとっては、スローモーションの世界だった。


…あと、5センチぐらいで、拓海の唇があたしにふれる。


あ……


あたし、キス、される。


そう思ったら、体中が燃えるように熱くなって。


恥ずかしさで、いっぱいになって。


でも不思議と、拒むことはしなかった。


……あと、2センチ。



恥ずかしさをまぎらわす為にギュッと目を瞑った瞬間―――。


< 92 / 103 >

この作品をシェア

pagetop