Desire kiss


そうこう話していると、後ろから風のように、何者かが先を通って行く。


「きゃぁ!」

「……っ、何すんのよ!」


スカートが、ひらり。通学中の生徒もいるのに。


慌てて二人で風に舞うスカートを手で隠した。

スパッツはいてくるの忘れてた。うっわ、不覚…!


「ぐっともーにんぐ!麗しいお二人さん!今日のパンツは無難に白ですかー?」


二人して赤くなり、叫んだ。


「まったお前か!!」


一回しね…!と零が、見る人は驚くほどの形相で睨みつける。

でも、小さいころから一緒の緑にはまったくと言っていいほど効かない。


「緑、いい加減にしてよね!」

「いっちょまえの怒っちゃって、全然迫力ねぇよー!」

「もー!ふざけんなぁ!」


いつもこうやって、ふざけてくる。

こんなの、日常茶飯事だ。

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