アイシテル 街を仕切る男×傷を負った少女


「えっ?」



「俺が助けに行くまでもないだろ?」



そう言って、ニカッと笑う遼ちん。



サングラスの男以外は、みんな道路で伸びている。



5人とも伸也さんにやられた。



「亜美ちゃんの彼氏はとてつもなく恐ろしいよ」



「えっ?」



「この街を仕切るくらいだ。それ相当の経験もしてるし、半端な強さでなれるもんじゃない」



「そんなに強いの?」



私の質問に大笑いをした後


「後ろ盾なしに、ここまで這い上がった男は初めてなんじゃねーか?自分の彼氏なんだから、わかってあげなきゃな」



と言った、遼ちんの言葉が突き刺さる。


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