【原作】妖精なアイツ
次の日、
テスト結果が貼り出される。



「中の上って所か…」



記憶に無いわりには、
まあまあな結果だった事に安心した。



「………え?」



ふと、
一位を見た時、


私は目を疑った。





“一位 岩松光太”





絶句した。



あのアホが一位…?



これはテスト結果では無く、
アホランキングなのでは…
と思ってしまった。




「そういえば、
アイツの姿無いなあ…」



私は何となく、
妖精を探す事にした。




教室。



廊下。



図書室。



駐輪場…




どこにもヤツの姿は無かった。
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