春は来ないと、彼が言った。
“それで今後まとわり付かれなくて済むなら安いよ”
…ちょっと怖かった。
睦くんじゃないみたいで、でもそれが睦くんの中では1番の正解なんだとわかった。
だからわたしは、もうなにも言わない。
でもきっと、嫌われてわたしもあの冷たい目を向けられることに少し怯えてるだけ。
いくら仲が良くても、わたしと恢のような深さはない。
やっぱりなにを言っても付き合いの長さ、もとい時間は重要だと思う。
…その相手が友達なら、尚更。