恋する魔女
【SIDE:コニー】



良かった。


1ヶ月ぶりに会うから楽しみにしてたけど、二人で過ごす最後の日だからね。


これからはいつでも会えるんだし今日は我慢だ。



コニーは二人を見送りながらそう考えた。



「それじゃぁハニー、俺達はどこに行く?」



素に戻ったダニエルから聞き捨てならない言葉が・・・。



「ダニエル、一体何を言ってるの?」



ハニーはもう直らないと諦めたので触れない。



「なにって、誘ってるんだよ。」


「そんなのわかってる。そのあたしがOK言う前提の誘い方が気に食わないんだ。」



確かに何回か一緒に食事に行ったことはある。


でも、だからってあたしが了承する前提みたいなのは何か納得がいかない。


変なプライド?


お決まりだから、みたいなのが嫌なのか・・・?



そんなコニーを見てから、ダニエルは目を細めて優しく微笑んでから、もう一度言った。




「コニー、今夜も食事に誘って良いかい?」



コニーはハッと顔を上げると、ダニエルの顔が間近にあった。




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