恋する魔女
「はいはい、捕まえた」


「んーーーーー」



コニーの腕を掴み、そのまま抱き寄せるダニエル。



コニーは唸ってはいるものの、おとなしくなった。



「ごめんね。君が慣れていないのを、もっと考えるべきだったね。」


「・・・別に、大丈夫だもん。」



また強がっちゃって。



ケンカはするものの、結局は大人なダニエルが優しくコニーを受け入れて、仲直り。



一件したら、でこぼこなカップルだけど、ちゃんと上手い具合にそれがハマってるんだよね。



ジュリアはフフッと小さく笑った。




ダニエルとコニーがいい雰囲気になってくると、ブライアンはドアを閉めた。




「あ、閉めちゃうの?」



そう聞くとブライアンが顔をしかめながら



「ダニエルのキスシーンなんて見たくないよ」



と口を尖らせて言った。



ジュリアはニヤリと笑う。



「そう?とっても素敵な顔だと思うけど?」


「へぇ俺よりも?」


「う〜ん・・・・・かも?」


「うわぁ、傷つくなぁ」



拗ねて顔を背けたブライアン。




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