恋する魔女
「あぁ、そういうことか」


「美人の上にユーモアもたっぷり。羨ましい。」



何とか誤魔化し、アハハ・・・と笑っていると後ろから噂の堅物男の声が───



「ジュリア!!」



素早く反応して後ろを向くと、笑顔で走ってくる姿を捉えた。



「ブライアン!」



広げられた腕に飛び付けば、力強く抱き締められた。



「おいおい、ここは社内だぞ。」


「まったく。今は春だが、この熱さは夏だな。」


「一人もんには刺激が強すぎるぞ。」




二人を冷やかすと男たちはその場を離れていった。




ギュッと抱き寄せた腕を緩め、ブライアンはジュリアを見つめた。



「ビックリしたよ。お昼を食べに行こうと思ったら、ジュリアの後ろ姿が見えたから。」


「フフ大成功ね。ビックリさせようと思って連絡しなかったの。」



それを聞けば、またいつものお決まりのセリフが帰ってきた。



「ホントに、君には適わないよ。」


「当たり前でしょ?だってあたしは魔女だもん。」




ブライアンの耳元でコソッと囁けば、二人で悪戯な笑みを浮かべる。





「あ、そうそう。お昼に行く途中でしょ?あたしご飯作ってきたの。食べてくれる?」




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