Cold Phantom [後編]


-失った過去との関連性-


「まさか、ねぇ…」

自分の推測を自分自身で否定するが、何となく否定しきれなかった。

まだ失った過去に未練があるのかもしれないとそんな風に感じて何だか嫌になる。

「もう寝た方が良いかな。」

私はそう思うなりテレビも付けずにベッドに潜り込んだ。

知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでいたようだ。
私は目を閉じたと同時に眠りについてしまった。

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