私の愛した人
そのあと吸命鬼について五島さんと可憐にたくさん教えてもらった。

ここが私の夢のなかで、最新技術の機械で五島さんたちが私の夢のなかにいること。

最大でもここ、夢の中にいられるのは一週間。

現実の時間では一日だそうだ。

そして私がこの後二つの選択を迫られることも。

一つ目は記憶を消してもとの生活に戻る。

しかし、その際に圭吾の身近な存在ということで体に発信機を埋め込まれる。

圭吾を探すのに使われるそうだ。

二つ目は可憐達と同じようにこの組織に入ること。

発信機は埋め込まれないが、吸命鬼について情報収集や吸命鬼を殺さなければならない。

それはもちろん圭吾も対象外とはいえない。

いつかは圭吾を殺すことになるかもしれない。

しかし、今はまだ圭吾を殺すと決まったわけではないらしい。

本当に圭吾が吸命鬼と決まったわけではないので、検討中らしい。

━━圭吾が吸命鬼だなんてありえない…
でも組織に入らなかったら、いつ圭吾が殺されるかもわからない…

私は悩んだ。

五島さんも可憐も時間はたっぷりあるからゆっくり考えていいと言ってくれた。

私はすぐには答えを出せなくて部屋から出て外の空気を吸いに出た。
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