私の愛した人
「え、圭吾まさか知ってたの?」
「…う、うっせうっせ!!」
赤い顔を隠そうとしたのか私と目を合わせてくれない圭吾。
でもそんな圭吾が可愛かったから、私は何も言わないであげた。
観覧車から降りてきた人たちが私たちの横を通り過ぎていく。
通りすがりのみんなが「ジェットコースターが」とつぶやいていた気がしたけど、その時の私は自分の幸せが大きすぎて気にしていなかった。
私たちの順番が回ってきて、中に乗り込むと狭い空間に改めてお互いを意識して、自然と黙り込んでしまった。
「こ、このあとどこ行こっかー?」
気まずいのが嫌で先に口を開いたのは私だった。
「あー…。遊園地出て、行きたいとこあんだけどいい?」
「全然いいよ。どこ?」
「内緒」
ニッと圭吾が笑う。
「えーどこぉー?」
「さぁーなー?」
そこからはいつもどうりの二人らしくふざけ始めた。
「あ、桜!見てみ!」
圭吾はジェットコースターの方を指差す。
私は窓ガラスに手を当てて、ジェットコースターの方を見た。
ジェットコースターの交差したり、曲がったりした線路がまるで『ハート』の形に見えた。
「すっごーい…」
「…う、うっせうっせ!!」
赤い顔を隠そうとしたのか私と目を合わせてくれない圭吾。
でもそんな圭吾が可愛かったから、私は何も言わないであげた。
観覧車から降りてきた人たちが私たちの横を通り過ぎていく。
通りすがりのみんなが「ジェットコースターが」とつぶやいていた気がしたけど、その時の私は自分の幸せが大きすぎて気にしていなかった。
私たちの順番が回ってきて、中に乗り込むと狭い空間に改めてお互いを意識して、自然と黙り込んでしまった。
「こ、このあとどこ行こっかー?」
気まずいのが嫌で先に口を開いたのは私だった。
「あー…。遊園地出て、行きたいとこあんだけどいい?」
「全然いいよ。どこ?」
「内緒」
ニッと圭吾が笑う。
「えーどこぉー?」
「さぁーなー?」
そこからはいつもどうりの二人らしくふざけ始めた。
「あ、桜!見てみ!」
圭吾はジェットコースターの方を指差す。
私は窓ガラスに手を当てて、ジェットコースターの方を見た。
ジェットコースターの交差したり、曲がったりした線路がまるで『ハート』の形に見えた。
「すっごーい…」