不良彼氏は正反対

「うるっさいわ馬鹿兄貴」

「あーはっはっ!
柾輝いいざまだな?」

「あぁ?慧汰に言われたくねぇよ!」

「どうゆう意味だよ!!」

「あーもう、みんなうるさすぎ!」



うん、

みんなうるせぇーよ。

暑苦しいったらありゃしねぇ。



「で、蜜輝お前・・・なにがあった
んだ?」

「・・なんでも、ないよ?」

「嘘つくな、なんでそんな泣きそう
な顔してんだ?」



俺は、嘘をつこうとして俯く蜜輝
の顔を

ぐいっと俺に近づけた。



「おわー、愛斗くんだいたーん」

「は!?」

「このプレイボーイヤローっ!!」

「うっ、うるっせぇな!!」



そんなつもりなかったんだぜ!?

なんでそんなに
冷やかされなきゃなんねぇんだよ!?



「ほんと、やっぱ愛斗かっこよすぎ
でしょ?」

「疑問系・・ククッ」

「かっこよくねぇよ・・・」



どこがかっこいいんだこれの。



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