不良彼氏は正反対
「あのね・・・」
「あ?あぁ・・」
なんでこのタイミングで話始め
られるんだ蜜輝は・・・。
「歩いてたら、藤堂んとこのやつら
に声かけられて・・・
_________
「おい」
「?・・・・なによ」
「お前んとこ、やばいだろ?」
このとき、
蜜輝ははぁ?としか思わなかった。
「だってさ、M.Oの恋人・・遼さん
がものにしたんだからさ♪」
「デタラメ言ってんじゃねぇーよ」
「デタラメ?んなの言うわけねぇだ
ろ?」
もちろん、
蜜輝だって分かっていた。
この言い方
あぁほんとなんだって。
だけど・・・だからって信じたくは
なかった。
あの優しい恋華だ。
きっとなにか理由がある・・。
そう信じたかった。
「まあ、大したことねぇってこと
だよな?」