殺伐少女【短編】

「は？」

真っ赤な彼。

彼は顔を隠そうとする。


「だってお前・・・」

私は孤独？
いいよ別に・・・・


いつもの私ならきっと
こう思っていただろう


でも


今日の私は違った。


「ふふ・・・面白いわね・・・いいわよ」

「よし！！今日から俺とお前は友達だ！」

「・・・私にはちゃんと名前がありますわ」

「み、みおり！！美織だろ！！」

「・・・？どうして知っているの？クラス違うわよね？」

「ん・・あぁ・・・なんとなく！！」

「そう・・・」
「俺は末下奏也！！」
「奏也・・・解ったわ・・・」
「よし！！！早速遊びに行くぞ！！！」

「はい？」

私の手を掴んで走り出す。




付いたのは奏也の家。

「何する気？」
「ぷ！襲いやしねぇよ！ばぁか！」
「・・・・」
初めて馬鹿と言われた・・・
悔しい・・・


「なぁにムスッとしてんだよ！」
「別に何もありません！！」
「ガキだなぁ～」
「な！？？」
「っぷ！そこがガキっつってんだよ！！」

・・・・・・