「卒業式と恋。」
男子:「あ!雪ちゃん!俺、俺!」

秋:「あ。ほら。呼んでるわよ?」

雪:「待っててね!絶対だよ!」

秋:「はいはい・・・。」

雪:「ぜったいだよぉー!」

秋:「・・・。」

男子:「俺、雪ちゃんのことが・・・!」

雪:「ごめん。ボク、好きな人、いるんだ。」

男子:「えぇっ!」

雪:「えへへ・・・。ごめんね。」

男子:「そんなぁ・・・!あぁ、ブロークンハート・・・。」

そして、雪は振り返った。

秋が待っているはずのそこを見た。しかし。誰もいなかったのだ。ほんの数十秒の事だったはずなのに。それなのに、誰もいなかった。

雪は、走っていた。

きっと、あそこだ。

あそこに違いない。初めて、の。


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