刻の無い少女



フゥュ~と緩い風、少し肌をさす風が吹く。その度に葉っぱが一枚二枚と落ちた。


「蝶さんいないな。」


淡い期待でもいないと悲しい。


また何か教えてもらえると思ったのに…。



?何??


お気に入りの垂れ桜の下で何か動いた。


モゾモゾ


ゆっくりゆっくり近づいていく。


震える手をギュッと握って何があるかを確かめるために勇気を振り絞って


鵯は桜の下に着いた。








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