幸せの見つけかた
そして年下の俺を、夫として立ててくれるんだ。




この前、哲也に紹介して食事をした時も、でしゃばらずに、でもちゃんと会話にも参加して楽しんでくれる。




13歳年上と聞いて興味津津だった哲也も、最後に俺の肩を叩いて、


「羨ましい。」


と言った。




だろ? 自慢の嫁さんだよ。




俺も、香織さんに自慢の夫だと言ってもらえるように、頑張んなきゃな。





だけど、頑固なとこもあるんだよなー。




最初、結婚式はしなくていいの、一点張りだった。



恥ずかしいって。



だけど、俺が見たかったんだ。



ドレスだって着物だって、絶対似合うと思ったし。



説得するのに、時間かかったよ。




そしてやっと明日、お世話になっている皆さんに、二人揃って御挨拶とお礼が出来る。







…あの人たちにも。









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