「お前、うざい。」




『少し触れようとしただけで、あんな嫌な顔されて.......振り払われるなんて。』



ずっと、繰り返される。
言葉と、あの時の千秋君が何度も何度も頭の中で.............。



「諦める。とか言ってるけどさぁ。口ではなんとでも言えるからねぇ。
一応、教えてあげなきゃね。

約束破りの嘘つきは、どうなるか................ってこと。」



女の子たちは後ろを振り返る。
それが合図だったのか、男が2人現れた。



ここの制服を着ているけれど、
顔は見たことが無い。
嫌だ。こないで。




逃げようとすると、女の子が私の腕を掴んだ。
振りほどこうとすると、反対の腕もつかまれた。





もう、逃げられない。




  
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