ひとりぼっち




あっ、篠崎……



「おーい、篠崎ー」



私は走って篠崎の元へ行った



「ねぇ、待ってって」



やっと追い付いた私は、篠崎の肩に手を置いた


篠崎はいつもとは全く違う冷たい目をして、こっちに振り向いた



「篠……崎…?」

「馴れ馴れしくすんなよ」

「え……?」

「あんたが居て、誰が得するんだ?
少し優しくしたからって、調子にのるなよ」

「あ……えっ…
ま、待ってよ篠崎…」



篠崎は私の元を離れていった


すると、あの人が来た…



「な、なん……で…ここに……」

「しばらく時が経ったからって、あなた勘違いしてるんじゃない?」

「え……」

「あなた誰にも必要とされてないのよ?
あなたが産まれて嬉しかった人なんて居るとでも思ってるの?」



わかってるよ……

わかってるから、言わないで…



「望まれて産まれた訳と思ってるの?
あなたは私達の家系の恥なんだから」




< 11 / 21 >

この作品をシェア

pagetop