ひとりぼっち




「何?」

「だから遊び来たんだって!
昨日言ったじゃん」



好きにしろ…とは言ったけど……

本当に来るとは…予想外



「なぁ、今日一緒に帰ろう?」

「嫌」

「うわっ、即答かよー!
今廉くんちょー傷ついた!」

「………」

「そこは突っ込んでよ!
自分の名前くん付けかよ!って」

「大丈夫?」

「何が?」

「頭ん中が」

「なっ……、失礼な!
これでも、学年でいつも5番以内に入っています!
ざまぁみろ」

「はいはい
そんなことどうでもいいから、早くクラスに戻ったら」

「じゃあ葵、この前の実力テスト何番だった?
俺は5番だったけど!」

「………3番」

「ガーン!!
ま、負けた……」



こいつ、コロコロ表情変わるな

てゆうか、ただのアホだろ…


まぁ、こういうところが人気の1つなのかな?


ふと周りを見渡してみると、皆がこっち……正しくは篠崎の方を見ていた




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