君へ。

後悔

車内はいつものアタシたちなら考えもしないほど沈黙だった。



ゆうちゃんはただ前を見据え運転に集中している。



アタシは、ただケータイとサイフをにぎりしめ足元を見つめていた。






……どうしよう。





………どうしよう






もし、木田クンが…………死んじゃったら







もし死んじゃったら……どうなるんかな







木田クンどうなるんかな







アタシはどうしたらえんやろ











嫌や…………






木田クンっ……………










死なんといて…………

















こんな事なら

















もっと早く気持ち伝えるべきやった……!








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