【短】「好きだよ」~伝えないと決めた想い~
ようやく落ち着いたあたしは、先生がおごってくれたミルクティーを飲みながらぼんやりさっきの出来事のことを考えていた。
先生は、どうして抱きしめてくれたんだろう。
あたしが泣いてたから?
それとも泣くのを我慢してたから?
なんにせよ、冷静になって考えると先生のことが好きなあたしにとっては大事件なわけで。
今になって泣いたこととか抱きしめられたことが恥ずかしくなってきた。
やばいなぁ…
あたし今絶対顔赤いよ。
先生にばれちゃうかな。
なんて考えてると。
「あのさ。」
先生が話しかけてきた。