僕の愛した生徒


僕は彼女を後ろから抱きしめていた。




……バサッ



彼女の手から落ちるユニフォーム。



「せ…先生?」



静かに響く声。




僕は目を閉じて、彼女の温度を確かめる。




今、僕の腕の中には


確かに

あの日の彼女がいる



ずっとずっと探していた…


僕の愛おしい人





…玲香





「藤岡…好きだ」



彼女の体が大きく反応する。





玲香……


僕たちもう一度やり直そう?

一から始めよう





「僕と付き合わないか?」
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