black-and-white
理事長の言う世界を成立させるにはすべての人間、吸血鬼ともにその世界を納得させなければならない。



一部が納得しても意味が無いからな。



正吸と“本朱”が納得すれば吸血鬼のほうはなんとかなるだろう。



でも、その本朱がいまどこにいるのかが全くわからずにいてこちらも困っているのだ。




「失礼しました」




ハッと気づいた時にはもう篠原が理事長と話を終えて理事長室から出て行くところだった。



ずっと考え事をしていた俺は何を話していたのかわからない。




「なにを話していたんですか?」




「世界平和について、かな。まだ納得してくれないよ」
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