black-and-white
大丈夫かな……。



じっと冬真君を見ていると冬真君はわたしに気づき、微笑んだ。



笑ってる余裕なんてないはずなのに…。



でも、良かった。



まだ落ち着いてない様子だった冬真君はゆっくり真緒ちゃんの机へ歩き出した。



机の前でピタリと止まると、机の横にある全身鏡の方を向いた。



「ここか…」



鏡を見て何か呟くとわたしのほうを向いた。




「たぶん、間崎は向こうの世界だ」




向こうの世界…。



吸血鬼の、世界ってこと…?




「な、なんで?なんで真緒ちゃんが吸血鬼界に…」



「誘拐…」



「え?!」
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