レンアイ 遊興
「拓…ちゃ…」
な、なに?
私、拓ちゃんに…多分これ、キスされてる。
「た…くちゃ…」
慌てて離れようとすると、後頭部をがっしり支えられてしまった。
何度も角度をかえてキスをされる。
初めてのキスに、私は息が出来なくて、拓ちゃんの胸板を叩く。
だけど離してはくれなくて。
下に何か柔らかいものの感覚ができたところで、拓ちゃんは離してくれた。
目の前には拓ちゃん。
その後ろには…天井?
じゃあこの柔らかいのは…ソファー?
『一一寝ちゃだめだよ』
空先輩の言葉を思い出す。