レンアイ 遊興




はー、なんてため息をつく私の腕を引っ張って、朱音は私を連れて来た。


「お姉ちゃんいるー?」


…場所は図書室だ。


そしてひょっこり顔を出して来た人を見て


「あ…」


と、小さく声を上げた私。


「わー!つくしちゃんだー!やっぱ可愛いーっ」


なんて声を上げたのは、雪音先輩で。


「お姉ちゃん、用事あるのは私の方なんだけど」


そう言う朱音に、あれ?と言う私。


「朱音のお姉ちゃんって雪音先輩?」


「「そうだよ」」


二人同時に私の質問に答えてくれた。




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