エリートな彼に甘く奪われました
数名の足音が遠ざかり二人きりになった。

私は思わず彼に駆け寄りその細い腰に抱きついた。

涙がまたしても溢れ出す。

彼はピクリと一瞬驚いたがしばらくすると、

「…内緒にするんじゃなかったの?」

と言った。

ぱっと彼を離し自分の大胆な行動に顔を赤らめた。

「ご、ごめんなさい、私、つい…」

モゴモゴ言う私に彼は、

「朝はごめんね。、俺、余裕なくて」

と謝って来たので私は首をブンブンと振った。




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